痛む部分が移動する?(腰痛)
子どもの頃、注射の痛みをももをつねってごまかしたりしたことがありますよね?
あれでもおわかりのように、人間は,2ヵ所同時に痛みを感じることはでき ないのです。
実は、腰痛の場合も、痛みの原因が1ヵ所だけであることは、ほとんどあり ません。 とりあえず1番痛いところしか感知できないだけで、実際には複数ヵ所ズレているのが、ごく普通のことなのです。
しかし、整形外科での一般的な診断では、痛みの原因を1ヵ所しか特定しません。
そのため、ヘルニアの手術をした後に、痛みが残ることがよくあります。
これは、手術して取り除いた部分が、また痛みを出しているわけではなく、元々、複数ヵ所あった痛みの原因のうち、1番手がなくなったので、2番手 だったものを感知できるようになっただけなのかも知れないのです。
また、上記とは違うパターンで、何かの拍子に、1番痛い場所と2番目に痛い場所が、逆転する例もよくあります。この時問題になるのは、整形外科医が、痛む部分が移動するのはよくあることだ、と把握してない場合です。
検査の度に痛む場所が移動して、検査上では脊椎に明らかな異常が認められないとなると、整形外科医は、原因はストレスなどの心因性だと判断して、心療内科に患者を回します。
けれども、痛む場所が移動していようがいまいが、物理的にズレてしまっていることには変わりはありませんので、精神面のケアをしてもらっても腰痛は治りません。
こうなると、自然に骨の位置が元に戻るのを待つしかないわけですが、患者さんに余計な時間的、経済的、また精神的な負担を強いることになります。
私の診たところ、腰痛の方の1割くらいは、痛む場所が移動するパターンです。
痛みが移動した先でも、その部分は間違いなく骨がズレていますので、簡単に確認できます。
ズレている骨を元の位置に戻すだけですから、私にとっては、一般的な腰痛患者さんと何も変わりがありません。 もちろん、痛みが移動するパターンの方たちに、精神的なケアが必要だと感じたことは一度もありません。
つまり、検査の度に痛む場所が違うからといって、それは決して心因性では ないのです。 痛みが移動することの原因はわかりませんが、あくまでも、整形外科的な骨 の問題であることは間違いありません。
あれでもおわかりのように、人間は,2ヵ所同時に痛みを感じることはでき ないのです。
実は、腰痛の場合も、痛みの原因が1ヵ所だけであることは、ほとんどあり ません。 とりあえず1番痛いところしか感知できないだけで、実際には複数ヵ所ズレているのが、ごく普通のことなのです。
しかし、整形外科での一般的な診断では、痛みの原因を1ヵ所しか特定しません。
そのため、ヘルニアの手術をした後に、痛みが残ることがよくあります。
これは、手術して取り除いた部分が、また痛みを出しているわけではなく、元々、複数ヵ所あった痛みの原因のうち、1番手がなくなったので、2番手 だったものを感知できるようになっただけなのかも知れないのです。
また、上記とは違うパターンで、何かの拍子に、1番痛い場所と2番目に痛い場所が、逆転する例もよくあります。この時問題になるのは、整形外科医が、痛む部分が移動するのはよくあることだ、と把握してない場合です。
検査の度に痛む場所が移動して、検査上では脊椎に明らかな異常が認められないとなると、整形外科医は、原因はストレスなどの心因性だと判断して、心療内科に患者を回します。
けれども、痛む場所が移動していようがいまいが、物理的にズレてしまっていることには変わりはありませんので、精神面のケアをしてもらっても腰痛は治りません。
こうなると、自然に骨の位置が元に戻るのを待つしかないわけですが、患者さんに余計な時間的、経済的、また精神的な負担を強いることになります。
私の診たところ、腰痛の方の1割くらいは、痛む場所が移動するパターンです。
痛みが移動した先でも、その部分は間違いなく骨がズレていますので、簡単に確認できます。
ズレている骨を元の位置に戻すだけですから、私にとっては、一般的な腰痛患者さんと何も変わりがありません。 もちろん、痛みが移動するパターンの方たちに、精神的なケアが必要だと感じたことは一度もありません。
つまり、検査の度に痛む場所が違うからといって、それは決して心因性では ないのです。 痛みが移動することの原因はわかりませんが、あくまでも、整形外科的な骨 の問題であることは間違いありません。