踝(くるぶし)辺りが痛む
◆踝(くるぶし)辺りが痛む原因
この症例はあまり知られていませんが、くるぶしのあたりがピリピリ痛むという方がいらっしゃいます。
この症状の方の多くは腰痛持ちで、ほとんどの場合、このピリピリ感は右足に出るのが特徴です。何らかの原因で、胸椎12番が左にズレているため、その真下に位置する腰椎1番が左にズレこんだ形となっているのが原因です。
通常なら、左にズレた胸椎12番が神経を圧迫して痛みやしびれの症状を出しますが、この場合は、その下に位置する腰椎1番が左にズレることで、右足に向かう神経を圧迫して症状を出しているのです。
椎骨がズレて神経を圧迫しているのですから、ズレを矯正すれば、くるぶしのピリピリとした痛みは即座に消失します
しかし、このタイプのズレは「ねじれ現象」によるものですので、再発する場合が多く、完治するのにも時間がかかるのも特徴です。
また、この症状の不可解なのは、左にズレた腰椎1番が、直接圧迫している「L1神経」と、くるぶしのところの「腓骨神経」との関わりが、解剖学的には直接結びついていない点です。そのためでしょうか、整形外科でくるぶしのピリピリ感を訴えても、足首のレントゲンを撮るだけで、それ以上の原因を探ろうとはしません。
そうなると、当然ながら、整形外科ではこの症状の正確な診断は得られないことになりますので、根本的な治療は望めません。
整形外科で治らないからといっても、原因となっているのは足首ではありませんので、ピリピリ感のある部分をマッサージしてもらっても症状は取れませんし、逆に痛みが増すこともあります。
しかも、くるぶしの辺りは血栓ができやすい場所です。そこに刺激を与えること自体に危険が伴いますので、強くもみこむようなことはしないほうが良いでしょう。(血栓については、また別の機会に説明します)
最近、整形外科では腰痛の方にコルセットの着用を勧めることが多いようですが、コルセットの上の端が腰椎1番に当たって、そのせいでズレが助長している場合があります。
くるぶしのピリピリ感がいつまでも続くようなら、コルセットのせいかも知れませんので、一旦コルセットをはずして、様子をみてください。コルセットは、骨折した時のギプスみたいなものです。
安静にするためのものであって、腰痛の根本的な治療にはなりませんので、腰痛のひどい症状が収まってきたら、早めにはずしたほうが良いようです。
この症例はあまり知られていませんが、くるぶしのあたりがピリピリ痛むという方がいらっしゃいます。
この症状の方の多くは腰痛持ちで、ほとんどの場合、このピリピリ感は右足に出るのが特徴です。何らかの原因で、胸椎12番が左にズレているため、その真下に位置する腰椎1番が左にズレこんだ形となっているのが原因です。
通常なら、左にズレた胸椎12番が神経を圧迫して痛みやしびれの症状を出しますが、この場合は、その下に位置する腰椎1番が左にズレることで、右足に向かう神経を圧迫して症状を出しているのです。
椎骨がズレて神経を圧迫しているのですから、ズレを矯正すれば、くるぶしのピリピリとした痛みは即座に消失します
しかし、このタイプのズレは「ねじれ現象」によるものですので、再発する場合が多く、完治するのにも時間がかかるのも特徴です。
また、この症状の不可解なのは、左にズレた腰椎1番が、直接圧迫している「L1神経」と、くるぶしのところの「腓骨神経」との関わりが、解剖学的には直接結びついていない点です。そのためでしょうか、整形外科でくるぶしのピリピリ感を訴えても、足首のレントゲンを撮るだけで、それ以上の原因を探ろうとはしません。
そうなると、当然ながら、整形外科ではこの症状の正確な診断は得られないことになりますので、根本的な治療は望めません。
整形外科で治らないからといっても、原因となっているのは足首ではありませんので、ピリピリ感のある部分をマッサージしてもらっても症状は取れませんし、逆に痛みが増すこともあります。
しかも、くるぶしの辺りは血栓ができやすい場所です。そこに刺激を与えること自体に危険が伴いますので、強くもみこむようなことはしないほうが良いでしょう。(血栓については、また別の機会に説明します)
最近、整形外科では腰痛の方にコルセットの着用を勧めることが多いようですが、コルセットの上の端が腰椎1番に当たって、そのせいでズレが助長している場合があります。
くるぶしのピリピリ感がいつまでも続くようなら、コルセットのせいかも知れませんので、一旦コルセットをはずして、様子をみてください。コルセットは、骨折した時のギプスみたいなものです。
安静にするためのものであって、腰痛の根本的な治療にはなりませんので、腰痛のひどい症状が収まってきたら、早めにはずしたほうが良いようです。